もう秋だ。今日は、9月29日。あの暑い8月の夏がウソのようだ。
9月の『スギダラトーキョー』はいろんな動きがあった。
何から、どう整理して書いていいのか混乱している。
そう言えば、8月は、『ナグモカツシ』について書いたけど、誰からも何の反応もなかった。ちょっとさびしい。ヤケクソで、9月は、スギダラ三兄弟の次男『ワカスギコウイチ』について書こうかと思ったけど、またスベリそうなのでやめておく。
9月、3日と4日。
鳥取出身の建築家、岡村泰之さんと、若手のデザイナー3人とふたたび鳥取へ向かった。
以前に鳥取に行ったのは、3月。6ヶ月ぶりの上陸だ。上陸という表現を使いたくなるのは、鳥取空港が日本海側にあって、海から鳥取へ到着する気分になるから。もしかしたら、鳥取は、島なんじゃないかと錯覚することもある。ぼくにとっては、まだまだ異国の島のようだ。
出迎えてくれたのは、製材所サカモトの坂本さん。因州和紙の中原商店の中原さんもいっしょだ。今回の鳥取行の目的は、杉プロダクトの開発プロジェクトを立ち上げるための下見。そして、デザイナー3人に実際に鳥取の空気と人にふれてもらい、意見交換をするためだ。
結論から言えば、プロジェクトを立ち上げるまでの道のりは遠いなあという印象。鳥取が遠いように、鳥取の杉の現場とデザイナーとの間には、近付けない何かがある。お互いに
遠慮と様子見な感じで、前向きなのに突破口が見つからない。あらためて、あせらずに、できることから地道な取り組みをしていくしかないなあと思った。
もちろん、鳥取の夜は、へべれけになるまで飲んで、最後は、鳥取砂丘をみんなで走った。
9月11日。
恵比須の専門学校で、鳥取の智頭杉を使った文具を開発する授業がはじまった。
初日は、若杉浩一さんに来てもらい、スギダラの話を暑く語ってもらった。ぼく自身、スギダラって、そういうことなんだと、気づくことが多く、有意義な時間だった。
11月14日には、内田洋行で学生のプレゼンがおこなわれる予定だ。果たして、智頭杉の文具は、実現するのだろうか。
前後して、9月9日。
OZONEの期間限定の多摩産材ショールームで、中嶋材木店の中嶋さんに会った。
ようやく、東京の杉と出会うことができた。
話を聞いて、東京の杉にできることが見えてきた。
そして、10月13日(土)の多摩産材見学ツアーが決まった。
詳しくは、以下を見てください。
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特別企画
「日本全国スギダラケ倶楽部&中央線デザイン倶楽部」
多摩産材見学ツアーのご案内
大都会東京にも首都圏から一時間程度の所に、
都民の生活を支えている山林資源があり、
地場産材(多摩産材)の生産地があります。
産地を訪ね、本物の天然素材を『見て・聞いて・触って』みませんか?
日時:10月13日(土)13:00~19:00
集合:JR 武蔵五日市駅前(神戸屋前)
スケジュール
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