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我が家にある杉の道具を思い出していたところ、、、
ある日ふと、頭に浮かびました。
これは小銭を勘定する道具です。
升目状に細い金属棒が付いており、全ての升に埋まると50枚になる、という単純ですが思わず関心してしまう道具です。
僕が小学生の頃は、学校から家に戻ると家族のなかの誰かがこれで小銭を勘定していたものでした。(うちはバス会社をしていた ので小銭が大量に出るのです) |
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小銭勘定具 表 |
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小銭勘定具 裏 |
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かなり使い込まれています。何度も補修した後が…。 |
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使い方としては、
1.まず適当な量の小銭を乗せます
2.前後左右に振り、ならします
3.升に収まらないものを落とすと、はい50枚! |
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もしこの機会がなければ、ずっと倉庫で眠ってしまっていたであろうこの道具。実家から送ってもらって今は僕の手元にあります。10年ぶりに会ったこの子を見て、子供の頃の家族の風景も一緒に思い 出したのでした…。
これからは、僕が大切にずっと持っておくことにします。 |
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素麺箱(おまけ) |
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杉製だとばかり思っていた素麺箱。出水さんが出身地直島に帰省した折に取材をすると、そうではなかったのです。いったいどこの松なのでしょうか。杉も松もわたしたちにとても身近な木材なのです。(のりすけ) |
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「杉」の素麺箱!と思いきや、取材をしてみると実は「松」でした |
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先日、小豆島の素麺工場にも伺って話を聞いたのですが、実は材質が主に松のようなのです。いろいろ材が混じっているということで、杉も入っているかも知れないのですが…。
箱が山積みになった写真は、素麺工場の倉庫の写真です。素麺は涼しくなってから翌年の夏に向けて作り始めるので、僕が伺ったお盆の時期は繁忙期を過ぎて、商品が出払った時期ということで、素麺が入った状態の箱は無かったのですが、「通い箱」と呼ばれる木箱が山積みになった状態でした。「通い箱」 は、個人客ではなく、協会等に卸す際に運搬用として使われるようで、何度も繰り返し使われるそうです。 |
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「通い箱」と呼ばれる木箱が山積み |
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●<でみず・しんや>ナグモデザイン事務所
香川県直島出身
東京造形大学卒業
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