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第6話「ウサギとカメとカメン(上)」はこちらから | ||||||||||||||||
では、皆さまの予想を裏切って、前回の続きを。(笑) なんだかんだでスギタート(「スタート」のスギ語)した、ウサギの「ウサ男」とカメの「飫肥杉仮面カメ」。スギタートダッスギュ(「ダッシュ」のスギ語)から、いきなり差がついた。ウサ男は速いのなんの。全力疾走ではないものの、アッという間に、見えなくなった。 それでも、カメんは、精一杯の力で1歩1歩、ゴールの山頂を目指した。一方のウサ男はというと、もうゴールが見えてきた。「楽勝。楽勝。楽に勝つ」と言って、気持ち良さそうな木陰を見つけて、ヒトヤスギ(「一休み」のスギ語)。の、ツモリがついウトウト。 「寝スギた!」よだれを拭きながら、ウサ男はピョンと跳ね起きた。でも、カメんはまだまだ後ろだろうと思い、スギャップ(「スキップ」と「ギャロップ」をミックスした特殊走法)でゴールを目指した。「なぬぅ〜〜〜〜〜〜!!!」ゴール目前のカメんを発見。 「どうしよう。どうしよう。負けたくはない」ウサ男は、汗った(汗ダクで焦る様子)。耳をフル回転させて考え、ひらめいた。「そうだ!アレだ!」飫肥杉製の仮面を取り出し、変身した。この仮面の良さを紹介しよう。「@いつでも、どこでも、誰でも、木軽に木楽に変身できる」「Aいつもより勇気が出て、普段より大胆になれる」「Bワンコイン」 飫肥杉仮面USAは、自己ベスギト(「ベスト」を出しそうな「汗ギト」なさま)で駆け抜けた。そして、ゴール寸前で、カメんに追いついた。そこで、素直にカメんに言った。「はあ、、、はあ、、、はあ、、、君を馬鹿にしていた自分が恥すぎしい(「恥ずかしい」のスギ語)。君の根気には参ったよ。。。」 それを聞いたカメん。「あなたも、スギぇ〜ですね。まさか追いつかれるとは思いもしませんでしたよ。よく、あそこから、こんな短時間で、ここまで来ましたね」お互いに称え合って、せーの!で一緒にゴールした。2人とも、スギバラシイ笑顔を見せながら。そして、2人で、芋焼酎「飫肥杉」でオユワイ(「お湯割り」で「お祝い」のこと)した。 さて、このお話。皆さんが知っているストーリーとは、少し違ったかもしれません。でも、ボクが描いた物語は、これでした。コツコツと自分のペースでがんばったカメは、もちろん偉い。でも、ウサギにもチャンスを与えたい。ボクは、こう思うのです。 「遅すぎるコトなんて、本当は1つもありは、しないのだ。」 思うこと。考えること。気付くこと。そう、それが大事。 楽してきた分、手を抜いてきた分、人並み以上の頑張りが必要かもしれない。でも、やれる。あなたが、そう思い、考え、気付いたのなら。あなたの「ヤル気スイッチ」を押せるのは、あなた自身だけ。誰かの何かがキッカケかもしれないが、最終的に押すのは、あなた。オスだろうが、メスだろうが。その中間だろうが。 「後戻り」は許されていない、1度きりの人生を、片道切符のこの人生を、何かのため、誰かのため、そして、自分のために走っている、すべての皆さんにエールを込めて。 |
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●<かわの・けんいち> 日南市役所 広報担当 / 日南市 飫肥杉課OB / スギダラ飫肥支部 広報宣伝部長・会員番号441 |
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