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開業1周年を迎え、北陸新幹線は快走が続いているという。一方で、金沢だけが独り勝ちというコメントも散見されるが、それでもわが故郷である北海道新幹線の(予想通りの)苦戦を見れば、はるかにマシではないかと思わざるを得ない。 飯山駅の特徴は、鉄道運輸機構とJR東日本による駅舎の前面に、飯山市によるアトリウムが「合築」しているところにある。外から見れば完全に一体化しているが、実は構造的には切れている。 しかし、諸事情からこの実施設計を武田さんが直接手掛けることができず、監修にとどまらざるを得なかった。 |
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北陸新幹線・飯山駅。少し傾いたガラス棟が、飯山市によるアトリウム。背後の白い駅舎部と「合築」している。 | ||||||||||||||||
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駅前広場から見たアトリウム。手前に傾いた壁面にまちの風景が映しこまれている。 | ||||||||||||||||
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長野県産材の杉によって「木質化」されたアトリウム内部。木製手摺りはおろか、階段や吹抜け壁面にぐるり回った杉材も元々の設計にはなかったものだ。もはや元の空間が想像できにくい。 | ||||||||||||||||
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階段側面を見る。杉が回り込む前は、ただのスチールの階段であり、しかも手摺りを支えるフラットバーが外周に突き出ていて、走り回る子供が頭を打つのが心配されていた。金属がすっかり杉材で覆われてしまったため、その心配も無用になった。 | ||||||||||||||||
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天井の木ルーバーとガラスのマリオン(方立)は原設計、というか武田光史さんのデザイン。正面の壁はただの無機質な白壁だったが、杉のルーバーで覆われた。最初からこうだったとしか思えない。 | ||||||||||||||||
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この事業は、そもそも建築空間全体を視野に入れるものではなく、家具を入れる発想からスタートしたものだ。もちろん家具も入った。 | ||||||||||||||||
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ショップ壁面に木ルーバーによって表現された上信越の山並み。 | ||||||||||||||||
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駅前広場にも木製プランターが増え始めた。 | ||||||||||||||||
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駅前広場に増え始めた木製プランター。プラスティックのプランターを木ルーバーで覆うだけでも印象は変わる。 | ||||||||||||||||
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南雲勝志得意の杉屋台が駅前広場に並ぶ。10台の屋台が製作され、飯山市の人々に随時貸し出しされている。 |
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飯山市の渡邊 毅さんと屋台完成を喜ぶ南雲勝志さん。変なちょび髭を付けながら酒を酌み交わしている。なんか目が座ってるぞ? | ||||||||||||||||
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木質化は終わらない。根曲がり杉の巨大ベンチ。これも駅舎内に。(Facebook南雲勝志氏タイムラインより) | ||||||||||||||||
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ほんとに入ったのか、このベンチ? (Facebook南雲勝志氏タイムラインより) | ||||||||||||||||
●<おのでら・やすし> 都市設計家 小野寺康都市設計事務所 代表 http://www.onodera.co.jp/ 月刊杉web単行本『油津(あぶらつ)木橋記』 http://www.m-sugi.com/books/books_ono.htm |
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