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昨年たまたま内藤廣さんに連れられて野田村に行く機会があった。運悪くちょうど台風15号が東北を縦断した9月21日であった。風雨が強く海際は車から外に出られないほどの日であった。基礎から根こそぎひっくり返った防波堤が津波の強さを表していた。今回も同じだった。 我々は良くも悪くもどうしても考えて行動してしまう。今までの知識と経験いうフィルターが、直感をそのままはき出すことを躊躇してしまうのだ。日向で杉コレの圭沙ちゃんのプレゼンテーションを聞いた後、誰ともなく言っていた。「そうだよな〜、宮崎は東北から遠いから、出来る事も限られるとどうしても思ってしまう。でも彼女のように思ったことそのまま言えば良いのだよな〜。国や行政がまず取りかかる話で我々が余計な事しても申し訳ないから、じゃあないんだよなぁ」と。多くの人がそう感じ、目を覚まさせられた。そしてその潔さに共感した多くの皆さんが支援をして、このプロジェクトがスタートした。 一人の少女の思いがこんなに広がるものなのだろうか? そうはいいながらも、このプロジェクトの成功のために一生懸命努力してくれた大人達にも敬意を表したい。プロジェクトの事務局を担当した宮崎県や日向市の皆さん、木材ネットワークで南と北を繋いだ宮崎と久慈の木青会、日向木の芽会の皆さん、村長の指令に答え、昼夜問わず戦っているにも関わらず、気持ち良く接し準備してくれた野田村の明内さん、野田小3年生の子供達を応援指導して下さった担任の先生。しっかりと圭沙ちゃんを見守り続けたお母さん、そして全国から支援して下さったすべてのみなさんに対して。 |
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次々とだっこのいすに座る友達に話しかける圭沙ちゃん。一番後ろで見守るのは野田村明内さん。 | |||||||||||||
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お礼の歌を歌ってくれる野田村小学校3学年一同。あったかだった〜。 | ||||||||||||||
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みんなみんな明るかった。すごく気持ち良かった。圭沙ちゃんを笑顔でお送り出す子供達と担任の先生。 |
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忙しいなか、だっこいすに座りひとときの気持ちよさを味わう野田村小田村長。本当に嬉しそう。 圭沙ちゃんの手には村長にプレゼントされた大好きな野田村マスコット、ノンちゃんが。 |
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● <なぐも・かつし> デザイナー ナグモデザイン事務所代表。新潟県六日町生まれ。 家具や景観プロダクトを中心に活動。最近はひとやまちづくりを通したデザインに奮闘。 著書『デザイン図鑑+ナグモノガタリ』(ラトルズ)など。 日本全国スギダラケ倶楽部 本部 facebook:https://www.facebook.com/katsushi.nagumo |
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