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*第33回 N値計算法の中の『L』の原理となった柱カウンターウェイト検証実験 前編 1 |
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2.実験概要 | ||||||||||||||||
2−3.試験前調査写真 | ||||||||||||||||
以下に試験前の調査状況を写真と解説文で説明する。 | ||||||||||||||||
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写真1 外観 |
写真2 外観 |
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調査対象の本建物は専用住宅であり、都市型の狭小間口であり、このような間口スパンの2.5間程度の狭い住宅は、日本の都市住宅においてはかなりの比率を占めるものである。 | ||||||||||||||||
本建物の外観写真1,2よりわかるとおり、外観はラスモルタルで、屋根は土葺き瓦というようになっている。 | ||||||||||||||||
正面の基礎のみが高低差があるため高基礎となっているが、他の3面については地盤面よりの一般的は基礎形態となっている。 | ||||||||||||||||
正面のベランダ部分が特殊荷重としているが、他の条件は極一般的な仕様で構成されている。 | ||||||||||||||||
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写真3 玄関アプローチ部分高基礎 |
写真4 玄関部分 |
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玄関アプローチ部分の高低差は、当初ガレージであったが、増築されて高基礎となっている。 | 玄関ポーチ部分レベルと1FLの高低差は約40cmの段差がある。 狭小間口タイプなのでこのように内部構面は1面だけであり、居室と廊下との界壁がそれに当たる。 つまり、間口スパンが2.5間程度の狭小間口では1階内部構面は、1構面以上あることは殆どないのである。 |
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写真5 2階和室部分 |
写真6 2階の畳下床板部分 |
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2階の和室はラスボードの上、漆喰等が塗られていて、ほとんど真壁造となっていた。 | 2階の床板は和室部分のみ板張りとなっていて、洋室部分では合板張りとなっていた。 |
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写真7 1階玄関部分天井 |
写真8 1階居間部分天井 |
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1階玄関及び和室周りは、ラスボードの上ジュラク塗りとなっていて、梁までは達してなく天井面で終わっていた。 | 居間部分の天井は模様替え等をされており、古い石膏ボードの上に吸音化粧ボード等が張られていた。 | |||||||||||||||
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写真9 1階居間部分床 |
写真10 1階居間部分内壁 |
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1階床はフローリング張りとなっており、一般的な床組みで構成されていた。 基礎は布基礎で構成されており、束を受けるためにコンクリートブロックが設置されていた。 |
居間部分の内壁においては、胴縁の上に遮音シートが張られており、その上にベニヤ、そしてクロスが張られていた。 | |||||||||||||||
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写真11 2階床梁仕口接合部分 | 写真12 小屋裏部分 | |||||||||||||||
本建物の、2階床梁は仕口で羽子板ボルトが使われており、現在のようなボルト止めでなく、昔の釘止めタイプである。 なお、火打ち梁は居間、台所等のコーナーに写真のように釘3本止めで接合されていた。 |
小屋裏部分は雲筋違がなく、束と母屋等で構成されていた。 小屋束と横架材はかすがいで止められているのみである。 |
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●<たはら・まさる> 「木構造建築研究所 田原」主宰 http://www4.kcn.ne.jp/~taharakn |
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