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今回は当倶楽部の法人会員でもある川上木材株式会社の川上宰さんをご紹介したいと思います。イカれたスギダラ野郎って結構いるんですが、川上さんも海野さん、片見さんに負けず劣らず、かなりイカれているスギダラの野郎なんです。何と言うかそのノリの良さと言うか、大胆さ、実行力、何をとっても素晴らしいの一言です。 本題に入る前に、この秋ははスギダライベント目白押しで、皆さん大変です!大きな流れは南雲さんの「スギダラ2008年秋に向けて」を参照ください。 皮切りは9月17日(水)東京中央区の内田洋行で行われる「杉コレクション2008」の第一次審査およびスギダラセミナーイベントです。 次は10月11日、12日の秋田能代市で行われるスギダラデザイン会議ですが、実は同じ時期に韓国ソウル市で、宮崎県が関わる木材イベントが開催されます。その名も『WOOD「楽」FESTIVAL』ウッドラックフェスティバル!今年で2回目を迎えるイベントで、今年は宮崎県から子供たちの国際交流を目的に |
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ウッドラックフェスティバルが開催されるソウル市内のヨイド公園 | ||||||||||||||||
そもそもこのイベント、どういう主旨で開催されているのか? いや、本当に木材に関して、特に杉のような針葉樹のムク材は韓国国内で調達するのが難しく、内田洋行でソウル市内の企業オフィスのインテリア工事を請け負った時も大変苦労しました。 イベントの概要は後述するとして、このイベントの狙いのひとつとして木を使った学習、木育があります。現在、使える国産木材が極めて少ない韓国では、植林をかなりの勢いで進めているとのことですが、当然それらが使える状態になるのに数十年かかるわけです。実際に使える状態になって来た時にその使い方を知らなければ、意味が無い。その時点を見越して、今の子供たちにも木に親しんでもらい、木の良さ、製作するための技術も学んでもらおうというものです。韓国には朝鮮王朝時代の伝統的な家具、いわゆる李朝家具が伝統工芸品として今でも作られていますが、そういった伝統技術を持つ職人も日本同様、少なくなってきており、そもそも生活スタイルが欧米化しているので、家庭やオフィスでもそういった韓国オリジナルのデザインが合わなくなってきています。そういった背景からも木に親しむ文化を取り戻し、新しい木との付き合い方を模索してゆこうということだと思います。 それと今回は国際交流として日韓共同プログラムが用意されています。日本側からは親善大使として宮崎県が10名程度の小学生を派遣する計画です。それと日本からは10万個のカフラ(ドミノ倒しのドミノのような積み木)を持参。韓国の小学生たちと何らかのシンボル、例えば、宮廷の建物とかを競作するとのことです。そのカフラを提供するのも実は川上さんで、手弁当との事。(スゴイ!)また、その他日本からは組み木創作の会の皆さんが、糸鋸10台を持ち込み、組み木教室をやってくれるらしいのです。これも手弁当!(スゴ杉!)何だか関わっている皆さん、やたら盛り上がっているんです。 |
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内田洋行にて開催された「組み木ファスティバル in 東京」の様子。 | ||||||||||||||||
何なんでしょうかこのエネルギーというか、ノリの連鎖は!!! 川上さんは自分のビジネスとか実際はあるのでしょうが、とにかく関わる以上楽しくしたい、その一心で取り組まれています。 |
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組み木フェスティバルにもボランティア参加の川上さん(右)。 |
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おわかりの方も多いかと思いますが、スギダラに強烈な推進力をもたらしてくれる決め手のひとつは、川上さんをはじめとする、経営者の方々の支援です。同じ宮崎の海野さんもそうです。前々回ご紹介した八汐木工の片見さんもそうです。 今回のイベント、場所が国外ということもあり、面白そうだからちょっと参加してみようと、いう訳にもいかないと思いますが、スギダラで育んできた思想や想いが海外でも実を結びそうな勢いを持っているということをお見知りおきください。可能であるならば、このソウルでのイベントにも参加してみて欲しいと思います。 以下にウッドラックフェスティバルの概要を掲載しておきます。 |
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●<ちよだ・けんいち>インハウス・プロダクトデザイナー 株式会社内田洋行 テクニカルデザインセンター所属。 日本全国スギダラケ倶楽部 本部広報宣伝部長 |
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